怒涛の週一発売月間、ラストを飾るのはεpsilonΦ。
プロジェクト発表会で北岡さんが「初見でもしかしたら噛み砕けないかもしれない」と仰っていましたが、できる限り噛み砕けるように頑張ります。(腕を回しながら)
2バンドの感想も書いてますよろしければ…
M0. 開封の儀
限定盤のスリーブが想像以上にギラギラでした。裏面とCD、よく見るとHTMLみたいな文字がびっしり書いてあった。意味があるのでしょうか…
カバフェスミニ収録本当にうれしいよ~~~我 くちづけDiamond 大好き芸人
近いうちに始動本編が入った円盤が出るってことでいいのでしょうか…いつになるかな…全バンド超トップギア選曲のヤバセトリ浴びたい…
M1. Cynicaltic Fakestar
1曲目からこぉんな強楽曲持ってこられたら誰も何も言えなくなるんです。お判りでしょう。
このバチバチ攻撃してくる感じ玲司くんの内に秘める復讐心が火を噴いてるんだろうなと思うし。イプシ楽曲たちは基本戦闘力高めだけどこの曲は特に「黙らせてやる」感が出ているような気がしている。あと才Φもそうかもしれん。奪われる側のふたり、純粋に楽器を楽しめていた時代のあるふたりの楽曲がそういう感じなの、良いな…
εpsilonΦの何がニクイってもちろん宇治川紫夕くんの圧倒的かわいさもあるんだけど単純に楽曲が強いことなんですよ。なんもいえねぇの。一瞬やってることどうでもよくなっちゃうの。ズルいよねぇ
M2. Play With You
紫夕くんが自己プロデュースした紫夕くんの曲というイメージ。紫夕くんのパブイメ曲みたいな。(パブイメ?)
オルゴールっぽいイントロからもう紫夕くんの「世界は僕の玩具箱」感がすごいんだけど、続くAメロがまた良くて。
ドン。
Play With Youのここすき pic.twitter.com/9eyWcyvBtx
— 沙藤 (@Diva2348MR) 2022年9月19日
(はてブで解説するために作った譜面)
ポップだけど暗いイントロからはじまるんですよ。その流れでAメロに突入するんですがそのAメロに入った直後からちょっと明るくなっていって、そのまま長調(明るい調)に転調するんです。んでサビでもう一度転調して、ポップ暗イントロに戻ってまた明るくなって…と展開するんですが…
何度も転調するのはしっぽを掴ませてくれない感じ、かわいくあざとく歌ってるけどえげつない内容、かわいい顔して他人の人生めちゃめちゃにしてきた天使のような悪魔・宇治川紫夕のフィーチャー曲すぎないか…?うますぎないか……?
某声優アイドルのオタクの戯言ですがMIXがイイカンジにハマるのでジャンルと界隈が違えばオタクたちがタイガーファイヤーやらイエッタイガーやら言ってたかもしれないな…と…ブシロードコンテンツでの家虎は絶対禁止ですが…ていうか家虎は基本ダメですが…
M3. Sake it L⓪VE!
かなちゃんによる「愛情たっぷりのパーティーソング」。ライブでめんまさんが弾いてるの見たい~~~
しかしさすが愛に溺れる深海魚(公式さんの二つ名センスに拍手)、ただのポップでかわいいパーティーソングでは終わらせない。歌詞を読んでひっくり返ってほしい。「愛情たっぷりのパーティーソング」の文字に背筋を凍らせてほしい。ありがとう南野Emilyさん。
コードの話がしたい。
シェケラのAdimがとっても好きでかなちゃんの隠しきれない狂いが見て取れてこわくて作曲家さんありがとうという動画 pic.twitter.com/uSJrny0CyZ
— 沙藤 (@Diva2348MR) 2022年9月19日
この愛に いまI needのところ、ディミニッシュコード*1っつーコードが一瞬入っていましてね。こいつはすごく不安定な音がするんですよ。ヤバいのはこのディミニッシュが「愛に」という詞に乗っていること。かなちゃんの狂愛がポップの隙間から滲み出きている。コワ。
でもこれだってかわいい方なんだよな……
M4. ユメノアト
ユメノアトと運動会だけフルコンできないで終わっちゃったのを思い出しました。悔しいです
モチーフは松尾芭蕉の「夏草や 兵どもが夢の跡」なんでしょうが、栄華を極め散っていった兵士たちと入れ替わりの激しいアスリートの世界とを掛けているのが痛快というか、イプシらしいなと思いました。ひょっとしたら音楽界の流行り廃り、LRフェスの結果とも掛かっていたりして。俳句からの引用も京都な感じするし(安直)
純粋な応援歌なんざ書かないよなとは思ってたけどここまで皮肉がきいてるともうカッコいいもんな…
この曲を引っさげたイベント期間がオリンピックパラリンピックで列島が湧いていた時期と駄々被りだったのもきっとイプシの皮肉と絡んでいるのでしょう。ヒェ……と言いながらカイト*2とユメノアトを聴く日々でした。情緒がめちゃくちゃ。
M5. End of Reason
鞍馬くんによる不気味な詞と紫夕くんとにじょはるのオクターブユニゾンが印象的な楽曲。
感情を理解しない鞍馬唯臣くんのフィーチャー曲が♯♭なしのAmなの解釈一致 うますぎる ありがとうございます(Twitter?)
それはそれとして各メンバーのフィーチャー曲とその調性と調性同士の関係性について綴る激妄想アル五度圏ナビス論文はどこかのタイミングで必ず書きます。
メロアって何…?誰…?
M6. Egoistic才Φ
εpsilonΦ唯一の良心ことにじょはるソロ。
リフがかっこいいんだわ…あと鍵盤いっぱい入っててありがたい
例に漏れずウワモノが多いけれど他楽曲と比べて控えめな気がするのは、ギターコンテストのために作られた曲だからだろうし、にじょはるがもともと仲間と普通にバンドをやっていたことが伺えるような気がするし、こまけぇ~キメの点在は単純ににじょはるの能力の高さが出ているんだろうし。プラスそれについていける楽器隊の上手さももれなく露呈する結果にもなっているんだよな
がっくんさん、歌がうめぇ~~~
M7. Heroic
ア~~~~~?????好き調性
— 沙藤 (@Diva2348MR) 2022年9月4日
これは初聴きの感想@SOL
サビのキャッチーさと転調+コードが最近のボカロ曲でよく使われているJust the two of us進行(丸サ進行)でにじょはるの「ティーンエイジ」感が出ているなと思ったし、うみくんさんがボカロPでもあることも絡んでいたりして…
題材も音の作り方も才Φと近いけどより攻撃的な感じがする。「劣勢遺伝子」とか「どんなヘイトも遮って」とか。サルベージ(salvage)は沈没船の引き上げ作業って意味らしいんですがかなちゃんの深海魚ネタ(ネタ?)と繋がってたりしたらこわいよね…
これがにじょはるのマジ、ってコト………
M8. re:play
TAKEさん…………(BIG EMOTION)
ついに5バンド制覇されたのでTAKEさんいつもありがとうございますプレイリストが作れるようになったってワケです。いつもありがとうございます。
Cynicalticの続編のような立ち位置とのこと、作中世界で誰が書いたんだこれ
εpsilonΦサウンドのど真ん中をいくような憎悪、狂気、復讐心などなどの黒い感情をぐちゃぐちゃ煮た内容の詞になっているし、音も鋭く激しくて玲司くんの「殺す…」という気持ちが表れているかのよう。
黒い気持ちを向けられる側である紫夕くん、それを傍から見ているにじょはるはそれぞれどんな思いでこの歌をうたってるんだろうか、そして玲司くんが「re:play」できる日は来るのだろうか…
M9. オルトロス
これ始動のときやってたってマジ?
本来のにじょはるサウンドはきっと才ΦやHeroicに近くて。でもかなり尖った、イプシサウンドに寄った音で作った辺りかなちゃんを意識しているんだろうな。二条遥はDTMができる人間なんだな……(?)
オルトロスはギリシャ神話の頭が二つある犬の怪物。兄弟には三つ頭の番犬ケルベロス、水蛇ヒュドラなんかがいて、母親との間にスフィンクスとネメアのライオン(しし座)をもうけたとかいうドロドロぐちゃぐちゃ猛犬なんだとか。明らかに訳ありな怪物を二条兄弟に当てはめるのめちゃくちゃ怖くないですか…?
自分にめちゃめちゃな感情を向けてくる最低な弟と自分自身は"兄弟"で、死んでも関係性が続いていってしまう、そんな自分も弟と同じ怪物なんじゃないか。っていう落胆なのかな…みたいな…わからん……とりあえず転調エグ……
この激ヤバ大爆弾楽曲を手掛けたTEQNICAさんなんですが
この曲を描いてることしか出てこなかった。だれかの別名義なのか、はたまた知る人ぞ知るヤバクリエイターなのか…
それはそうとGeneric Riot!!ハチャメチャかっこよかった
M10. I'm picikng glory
世界よ、これがファニーボーイだ
入りの「1cmと2kgに噛んだ唇を」とか着眼点が最高に気持ち悪くて(※褒めています)好き。かなちゃんのドロっとした面がわかりやすい。
I'm picking glory、おれバカだからわかんねえけどよぉ、シュウウジガワ×ボーカルエフェクトの親和性とピー音の新たな正解を見たんだと思うんだわ
— 沙藤 (@Diva2348MR) 2022年6月4日
エフェクトガンガンに盛ってくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。ピー音をSEに使ってかなちゃんの放送自粛狂気(勝手命名)を表現してるのなるほど…って思った。
にじょはる、あなたどういう気持ちで練習したの…?
M11. 光の悪魔
結局光の悪魔なんだよな(同人?)
才能で聴衆を殺める楽曲だと思っています。彼らが才能溢れる恐るべき子どもたちであること、εpsilonΦの音楽性が詰まっているような曲。ヒールのような役を担う彼らの強さの象徴、おどろおどろしい魅力がこの1曲で分かってしまうよなと思います。
銀の百合といいバンライといい、看板曲たちが強すぎる…
M12. レゾンデートル
何?いや、何??
等身大の宇治川紫夕が思っていること、感じていたことをまっすぐにこちらへ伝えてくれているよう。いい意味でただの子どもが歌ってる感がすごい。榊原さん、すごい。紫夕くんになってくれてありがとう…
レゾンデートル、哲学用語で存在意義礼音くん…?って意味らしいんですがこれがフランス語らしく。
他のバンドと比べて4分切ってる曲が多いなと思いました。いちばん長くても4分半(End of Reason)だし…近年の曲の尺が短くなってきている話と重なるんじゃないかと。