wanna be your fellow

雑多な愛を叫べ

在宅リサーチャー Go a 無病息災

PENGUIN RESEARCHのツアー千秋楽に行ってきました。ありがたいことにチケットがご用意された幸運な人間による、初めてづくしの東京公演レポ擬きです。大浮かれ野郎の戯言だと思って適当に読んでください。
ペンギンに出会うまでのことやら参加した経緯やら感じたことやら諸々書きましたがそちらはスクロールしてしまって構いません。また、演奏や歌についての言及はただの素人がなんかそれっぽいこと言ってるだけなので当てになるもんじゃないです。レポ擬きは「各曲感想もどき」からです。
以下目次です。

オタクが在宅リサーチャーになって見習いの見習いになるまで

出会いは2022年冬。from ARGONAVISに登場する、GYROAXIAというバンドのミニアルバムの発売が決定したことから始まりました。作家陣を調べ、作風や演奏スタイルなどを把握しようと音源を漁っているときに出会ったのが神田ジョンさん*1及びPENGUIN RESEARCHでした。
ボカロキッズ時代にお世話になったkemuさん、もとい堀江さんが曲書いてて、ギターもベースもドラムもぎゅいぎゅいガチャガチャドコドコやってるのにキーボードがちゃんといて、そこに乗っかるボーカルの声がハチャメチャ好みで、何よりAlternative (PGR Ver.)が大好きになってしまって…………
CDを借りて聴く、ときどきMV見てなんとなくメンバーの楽器と顔と名前を一致させる、くらいのゆんるいファンになりました。

それから、見ていたアニメの主題歌がペンギン*2だったり、ノリで逆光備忘録を買ったり、好き声優の主演アニメに堀江さんが曲書いたり*3、間接的にお世話になる日々を過ごしていた2023年10月13日、アルゴナビスと、ペンギンメンバーと縁が深いバンドやろうぜ!とのコラボライブが決定します。私のTwitterや過去記事を読んだことのある方はご存知だと思いますが、これは全力で履修せねば!と首を思いっきり突っ込みそのまま帰ってこられなくなりました。いわゆるCROSSOVER新規です。見習いの皆様におかれましては大変お世話になりました。この新規、まだ生きてます。

見習いの方々とのお話の中で、ペンギンのライブが楽しい、曲が好きなら是非行ってみて、とお誘いを受け、ならばとチケットを取った次第です。

浮かれ新規Go a 新木場

という序文を4月半ばから練りながら(…?)、過去のインタビューを読み漁り、ライブ映像上映会を行いノリを覚え、新規ズ・ハイに身を任せてリサーチャー履歴書をネットの海に投げ、期末試験をやっつけたのち新木場へと向かいます。初めての邦ロックライブ、慣れないオルスタだったもので前日から謎の緊張と恐怖のナーバスアンドフィアーだったんですが、開演前に相互さんとお話できたり、一緒に入ろう!と声をかけて下さる方がいたおかげでどうにか人間の形を保って入場することができました。その節はありがとうございました。

以下各曲の感想のようなものの羅列が続きますが、フルフラット+ほぼ最後列+低身長のトリプルパンチのおかげで視界の9割が人の頭だったためメンバーの動きや表情などに関する情報は一切載っておりません。MCに関しては神々のツイートを見て頂ければと思います。ご了承ください。

各曲感想もどき

ライブ前BGM(ウルトラソウルできて楽しかった!TLで見たやつ!)が終わり、千夜祭のシンガロングを引用した出囃子が鳴ります。初参加にあたってファンの方々が警戒しなくても楽しいから大丈夫だよ、と励ましてくださったんですけどそれでも怖いもんは怖くて、場違いなんじゃないかって勝手に萎縮していました。でも最初に千夜祭がかかったら、口が勝手にヨイヤサラッセーラソイヤサと歌ってて、兄弟と叫んでて、ああライブってこうなんだ、私もここにいて大丈夫なのかも、と勝手に救われたようでした。WILD BLUEのリフが聴こえて客席がウワー!ってなってるの、見てて楽しかった。生田さんのえ段の歌い方がめちゃめちゃ好きなんですけど、開始2曲目にしてWILDに行こう「ぜ」で回収できて、そうこれ、こうやってこっちの心臓掴んでくる感じがたまらなく好きなんだよ…と再認識しました。ペンギンの曲の熱さってメンバーの演奏と生田さんの歌でできてるけど、ライブで観客の声が重なるとこうも熱気が増幅するのかと思いました。リサーチャーってすごい。アウトロ、あれがワイルドスケールか…になった 太くてワイルドでかっこよかった…………

MCを挟んで嘘まみれ。ライブ全体通しての感想になっちゃいますけど堀江さんがあんなにコーラスするって知りませんでした。なんか、過去の映像見た感じ歌ってはいるけど音量小さめでイマイチどこ歌ってるのか分かんなかったりしたんですけどガッツリ下ハモするんですね めっちゃ聴こえましたヤッター!
イントロのジャンプ終わって着地したらめちゃカッコいいミョンミョンしたキーボード始まって違う意味で正気を失いました
ハイパーシンコペイントロから雷鳴が始まって…………あんまりライブでやらないって聞いていて、いつか聴けたらいいな…くらいの気持ちで臨んだので曲分かった瞬間隣の相互さんの肩をぱしぱし叩いてしまいましたすいませんでした。合法的に堀江さんとハモれる曲なんですねこれ……………
生田さんによるスーパーギターソロタイム(名前あってる…?)からの確定演出boyhood、映像でもライブ音源でも何度も聴いていた\せーのっ!!/ができて感動でした。あれ多分新保さんラスサビでツインペダル踏んでましたよね…音源以上にドコドコしていて大変賑やかでした。たのしい!!

MC後のフェアリーテイル→メンバーが徐々に増えてくタイプの特殊イントロ→Critical Hitのメドレーが来ておかしくならないワケがなかった。初めて行くライブで特に好きな2曲が一気に聴けるなんて、しかもそのうち1曲はかなりレアで、こんな贅沢なことがあって良かったんでしょうか。複数公演行かれた方から「佐藤が確実に死ぬゾーンとスーパーよーよータイムがあるから楽しみにしてて」と言われており、それに怯えて臨んでいたのですがこれだったのかと。セトリに入れて下さりありがとうございました。ぼくはかっこいいカッティングとキメが大好き…………………
喋りたいこといっぱいある、こういう曲のカラっとした、ちょっと薄めのドラムの音めちゃめちゃ好きで、あんまりギターのこと分かんないけどカッティングめ~~~ちゃめちゃ上手くてさすがギターヒーロ―ジョンさんで、ここぞとばかりに前出るキーボード本当に輝いてたし、フェアリーテイルのソロ、音源ママの音でなんか知らん事してて動揺しまくってた何だったんだアレあとなんか堀江さんパートエフェクター噛んでて良い意味で音源にかなり近いふわふわした不思議な感じで面白かったな、Critical Hitのイントロ鍵盤体感めっちゃ前出ててすごい聴き取りやすくて大変助かりましたし、この曲だったか別だったかでシンベっぽい音鳴っててウォ~そんなこともできるのか~!!ってなったし赤照明はジャケットを彷彿とさせてかっこよかった著しいハイトーン化のおかげで今の生田さんには低いみたいだけどやってくうちに馴染んできたみたいな話聞けてうれしかったですマジでありがとうフュージョンっぽい曲もっとあっていいよ~~~~

続くMCで大阪で出会った屈強なイスラエル人エリーさんの続報(あの日は飛行機が飛んじゃって行けなかったけど行きたいと思ってるみたいな連絡があった、今はメル友的な感じになってる)があり、FORCE LIGHTの曲フリへと完璧に繋げていました。白い光がふぁーって広がっていくのがとってもきれいで、間奏のキーボードがまさしくその光を表しているようで美しかったです。音源通りのソロだったはず。
先程好きな曲はフェアリーテイルとCritical Hitだと書きました。もう1曲挙げるのであれば旅人の唄と答える人間なんです。聴けてしまいました。私のためのセトリ?(違いますよ!!!!)
たまたま私がこの3曲が好きで、たまたま全部セトリに入っただけの話ですがとんでもない幸福感でした。あのイントロのシンセが、きらきらしたコーラスの音(エフェクターわからんからコーラスじゃないかも)が大好きなんじゃ。向こう3年好きなアーティストが私の好きな曲を私が入った公演でやらない呪いにかかっても致し方ないなと思います。上に吊ってある虹色の照明がかわいかった。ねえ君に会えてよかった。

ボタンホームカミングのあったかメドレーもよかったな、聞いた話によるとボタンのキーボード伴奏は公演を重ねる毎に尺が長くなっていったそう。新木場では1番まるっとキーボードのみでした。あとあのフィンガーノイズは意図的なものよね…!?
ホームカミングあとのMCで難しいんだよ~みたいなことを仰っていた記憶、ラスサビ手前の「大人にも 子供にも なり切れずに」の声の震わせ方、感情の入れ方が聞き手の心をきゅっとつかんでるみたいで、改めてこの人の声がハチャメチャ好きだなと思いました。音楽をやめないでいてくれてありがとう………

聴かせるパートの後はタオルを取り出しアジパ!家賃聞かれるポイントはここでしたか!家賃聞かれるポイントとは?男女分かれてのコーレス、女子のターンのときに皆さんが生田さんに合わせて声のトーンを変えてて面白かったです。PENGUIN RESEARCHってファンまでテクニシャンなんだ。サビのキーボードの音がちゅるっとしててかわいかった。
ラストスパートとばかりにシニバショCrier決闘敗者、そして近日と駆け抜けていきました。シニバショ間奏のビタ揃いトンデモキメ弾丸を生で浴びてしまい新木場が死に場所になりました。あれだけ球数あんのに全部揃うの意味分からん……………
先述した通り視界の9割が人の頭だったため、人の頭の隙間から稀に堀江さんとジョンさん、ごく稀によーよーさんが見える、くらいだったのですが、近日の前に奇跡的に視界が開けて(当社比)生田さんのお姿を拝見できました。遠目から見ても楽しそうでとってもかわいらしいかったです。CROSSOVER新規としても感慨深いものがありました。ありがとう……

アンコール1曲目は噂の蝉人間。この曲はライブ会場で最初に聴きたいと、敢えて予習をしませんでした。百鬼夜行のようなおどろおどろしさとニロ抜きのペンタトニック*4っぽいけどよく聴くと違ったり、でもギターソロはペンタトニックっぽくて口ずさめる感じの、つかみどころがあるんだかないんだかわかんないなと思ったのが今の感想です。何度も聴き込んでいくと感じ方も変わって来ると思うのでこれからいっぱい聴くぞ。
新曲のFire and Fear、2回目の披露とは思えないレベルでノリ方全部揃ってて勝手に感動してました。演者側から見たら壮観なんだろうな。だってライブで2回しかやってないのにこの仕上がりなんだよ、凄すぎるでしょ。
最後はFEVER、まぁ~~~リズム隊がうるさくて!!!褒めていますさすが放っておくとツーバスを踏む/世界の堀江と言われているだけあるなと。サビの手振りも、最後になんとかなりてぇ~~~~~!!って叫べたのも楽しかった!!!


おわりに

周りに複数公演入ってる方がかなり多く、まぁ気持ちはわかるけどさすがに行き過ぎでは…?なんて思っていたんですが、これだけ熱のこもった楽しいライブなら何度でも通いたくなるなと実感しました。勇気を出してチケット取って良かった。曲終わり頻繁にありがとうと仰っていましたがこちらの台詞です、素敵な時間をありがとうございました。

ライブに行ったり配信を見たりするときはいつもこの熱狂を覚えておきたい、どの曲で誰がどんなことをしていたのか思い出せるようにしたい、あわよくば感想文の資料にしたいとメモを取っているんですね。今回も気合を入れて、かつ近隣の方々のご迷惑にならないように書こうと息巻いておりました。しかし開演直前でシャーペンの芯を切らしてしまい、全てを己の記憶に頼って書かなくてはならず、いつもに比べふわっとした内容だったかと思います。ごめんなさい。続きをやりに、また参加できたらいいな。

<セットリスト>
M1.   千夜祭
M2.   WILD BLUE
M3.   嘘まみれの街で
M4.   雷鳴
M5.   フェアリーテイル
M6.   Critical Hit
M7.   FORCE LIGHT
M8.   旅人の唄
M9.   ボタン
M10. ホームカミング
M11. アジテーションパレード
M12. シニバショダンス
M13. Crier
M14. 決闘
M15. 敗者復活戦自由形
M16. 近日公開第二章
En1.  蝉人間
En2.  Fire and Fear
En3.  FEVER

今後はシャー芯の補充と予備のボールペンを欠かさず携帯すると誓います。

*1:ミニアルバムにはジョンさんが作編曲した「DANCING PARANOIA」を収録

*2:アルスの巨獣主題歌「変幻自在」

*3:好きな子がめがねを忘れた

*4:超簡単に言うと和風な音階、堀江さんの曲でよく使われる