wanna be your fellow

雑多な愛を叫べ

εpsilonΦ LIVE 2024 -Overlord- 感想文

2024年3月3日。満を持して開催されたεpsilonΦ初ワンマンの感想を書きます。例によってアーカイブ勢が500パー主観でお送りするので適当に読んでください。

Cynicaltic Fakestarからスタート。頭からバキバキのレーザーにスモークと、お決まりの「弄ばれる覚悟はよろしおすか?」が聞けて本当にイプシのワンマンが始まったんだ…という気持ちになりました。イプシのライブは昨年1月ぶり、声出しは初だし本当に待ってたので感動もひとしおでしたが、そんなエモを感じさせるまでもなく極彩色の恍惚に酔わせられました。玲司くんのドラムソロから繋がるre:play、初披露のときには叶わなかったレスポンスができたのがすごく嬉しかった。今まではひたすらにイプシの世界を見せてもらう印象だったけど、我々ファンも少しだけその世界を彩る一翼を担えているような気がして。

声出し解禁後初のMC、どうなるんだろう、客席煽ったりするんだろうかと勝手に思っていたんですが、紫夕くんの京ことば×サディステックな煽りがおもちゃたち(我々)にめちゃくちゃ効いてて面白かったし、客席煽りにおけるひとつの正解を見せられたと思いました。そうです俺たちみんな紫夕くんたちに弄ばれに来たんです。存分にいじめてください………イプシの現場は己のいじめられたい欲が目覚める現場だと思ってるんで……(??)
マスク外した状態でサポメンのみなさんの紹介が入ったのすごく嬉しかったな、特にめんまさんのかなちゃんがとんでもなくかなちゃんで震えました。指ハートは解釈一致が過ぎる ほんとうに ありがとうございます
 
「逃げ場はあらへんよ」からユメノアト。これは私の耳の問題なんですけど、イプシのような打ち込み色の強い曲を聴くとき、楽器隊が何やってるのかきちんと聞き取れないことが多くて。ライブでやってくれる、藤井さんが袖で生で弾いてくれてるおかげで何やってるのか分かってめちゃくちゃありがたかったです。ずっとカッコよかった。
不穏なSE(ひゅーすけ作らしいですね、いつもほんとにありがとう)が流れ、一瞬唯臣くんにサスが当たりEnd of Reasonへ。この入り方すごい好きでした。ここで後ろのモニターが分割制(ちゃんとした名前が分からん 伝われ)になってると分かり、サイドの細モニターに歌詞やスチルが映されているのが面白かったです。ああいうのって今までなかったよね?あとアウトロのギターのディレイ最高でした………なんぼでもあっていいんです………つかメロアって何?(定期)

Play With Youから紫夕くんのソロコーナーへ突入します。「僕が遊んであげるわ」、なんてもったいないお言葉でしょう。紫夕くんってフェリ様とは別ベクトルで信仰/崇拝したいと思わせるような何かがありますよね…
モニターに映る歌詞が秒針っぽいフォントでかわいかった。レゾンデートルを経ても彼の小悪魔っぷりは健在なんだな…と改めて思いました。そのままでいてくれ…落ちサビのシンセが音源と違ってピアノに近かったのがレアで面白かったです。
かなちゃんの手拍子煽りからSake it L⓪VE!の流れも見たかったやつ!歌詞フォントがかなちゃんの手書き文字っぽくてかわいかったです。Aメロのカッティングと全編通してのスラップ祭り、バチボコかっこよかったね…手放しでハッピーになれる曲ではないって分かったときの衝撃ったらなかったので是非ともクロスオーバー新規の方々に楽曲ストーリーを読んでもらいたいところではある この2曲はひたすらかわいい紫夕くんが見られてニコニコになりました。
かなちゃんメドレーと言わんばかりにI'm picking glory に続きます。これを生バンドでやるんだよεpsilonΦは…シェケラが建前ならばIpgは本音というか、兄への感情を音と言葉で生々しく吐き出している感じがする。ゆらゆらしたギターや無機質なシンセがそれを更に助長していて、音源で聴くよりもずっとおどろおどろしさを感じました。「1cmと2kg」何回聴いても最高に気持ち悪い歌詞。(褒め称えています)だしキミステ時空になっても1cmと2kgの差は埋まらないまま*1なんですよね……………


Ipgのリフ?リミックス?がだんだんと変化していって(秒針の音が入ってたのは紫夕くんのターンとの共通項として入れたんでしょうか…)(大天才冬真さん作曲だそうですいつもありがとう)ここからはにじょはるのターン!Egoistic才ΦHeroic とソロ曲のブロックへ。歌ってるにじょはるはもちろん袖のにじょはる(藤井さん)もギターかき鳴らしててハチャメチャにかっこよかったです。
にじょはるのソロ曲のとき毎回言ってるような気がするんですけど、彼が客席を煽ったり横揺れしたり時折笑顔を見せたりしているのがすごく良いなって思ってて。今でこそ気だるげダウナーボーイな印象ですけど、もともとは音楽が好きで楽器が好きでバンド始めて、彼的には居心地の悪い空間にいようと今でも好きな気持ちをちゃんと持ってるだって感じられるような気がして嬉しいんです。ありがとう二条遥くん。ありがとう梶原岳人さん。君はεpsilonΦの良心だよ…にじょはるが手掛けた曲、Egoisticなんか特にそうですけどキメが多くて細かくて楽しい曲ばっかなんですよ、もしかしてにじょはるもキメ好きなの?
Heroic、2番の「埃被ったアクセルを 踏み込めないでいる」のところで足元映すの天才のカットだったので配信買ってチェケしてください。

ノリノリのにじょはる(ソロコーナー見てかなちゃんのことは吹っ切ったのかな…って思ってた)を打ち砕くかなちゃんの独白、もといラブレターからオルトロスへ。あんなん言われたらウ"ワ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ""!!!!ってなりますわ…かなちゃんからのメッセージを受けて確実にダメージを負っているにじょはるに追い打ちをかけるように、容赦なくかなちゃん絡みに行かせるの本当に悪魔の所業だと思いました。高笑い含め最高でした。自分の嫌悪や嫉妬、憎しみといった感情をぶつけることでよりイプシらしいパフォーマンスができること、にじょはる自身はどう思ってるんでしょうね…
ここで光の悪魔が投下。待ってた~~~!!!ワンマンで名刺曲を叩きつけることの重みですよ。ボーカル陣が感情を剥き出しにして食らいつくように歌っている姿はゾクゾクしましたし、だからこそ終始穏やかに演奏している唯臣くんの異質さが際立っているように感じました。感情渦巻くバンドメンバーの中でただ彼だけが無のままそこにいて。メタいこと言うけどキャラ配置めっちゃうめぇ~~~~~

で、レゾンデートルです。ボイドラが公開されてから初披露になるとはいえ、「ワンマンのセトリ」という形でやるとは思わなくてびっくりしました。レゾナンスのときはセトリに入った曲というよりもバナチのSTORMのような立ち位置に近い印象だったから納得がいったけど、ステージ上で紫夕くんが自分の本音や弱さを述べることなんてあっていいのか…?と疑問に思っていました。
が!!!!!!!※今から書くことはいちオタクの主観5億パー解釈ですマジで適当に読み流してくれ
全てはタイトルロールであるOverlordへの布石。強くなった彼らの宣戦布告だったのではないかと。偶然かもしれないけど、あおいくんの台詞「過去も今も乗り越える」とも重なって見えました。*2デッケー旗携えて歌い上げる紫夕くんに白旗を挙げることしかできませんでした。宇治川紫夕、王座は君のものだ……………………………

今回は新曲ないのか~そっか残念だな~と思ってたところにオーバードライブの投下、ガチでびっくりしました。し、本編に新曲を持ってこないところが悪戯感というか、「油断してると痛い目(嬉しい)見るで」を体現していたなと。今までの楽曲では珍しく、Aメロが低めだったのが面白かったです。Overlordとは違う意味での新境地を見せてくれたなぁと思って。
肝心の内容ですけどあれはかなちゃんフィーチャーでいいんでしょうか。シェケラの踊れる要素とIpgの残酷な世界観のハイブリッドの印象でした。個人的に踊れるロック待ってたので嬉しかったし早急に音源下さい。

キャストモードのMC(榊原さんの「こ~んに~ちは~~!!!」超かわいかったね…)を経て遂にサポートギター藤井さんを交えてのCynicaltic Fakestar!二条双子の背中合わせとか、紫夕くんが後衛のふたりに絡みに行ってたっぽかったり(配信のカメラだとちゃんと見えてないから未遂かもだけど)とか、二条遥(声)と二条遥(ギター)ふたりでお立ち台に上がるとか、普段のライブだったら絶対ないような光景が見られて楽しかったです。オタクはこういうわちゃわちゃが大好きなんだよいつもありがとう。

ワンマンを叶えてくれた北岡Pはじめ運営さんにありがとうだし、出てくれたキャストさんサポメンのみなさんにありがとうだし。弄ばれること、白旗を挙げることがこんなにも幸せな空間って絶対ないよなと思います。
また絶対ワンマンやってくれ~~~~!!!!!!また弄んでくれ~~~~~!!!!!!!!

〈セットリスト〉
M1.   Cynicaltic Fakestar
M2.   re:play
M3.   ユメノアト
M4.   End of Reason
M5.   Play With You
M6.   Sake it L⓪VE!
M7.   I'm picking glory
M8.   Egoistic才Φ
M9.   Heroic
M10. オルトロス
M11. 光の悪魔
M12. レゾンデートル
M13. Overlord

En1. オーバードライブ
En2. Cynicaltic Fakestar

*1:リリースされた当時は遥→175cm 奏→176cmだった 今は2人とも1cm伸びている

*2:ダブエス内で特訓成功したときに聞けた台詞