とうとう自界隈と称しても差し支えないくらいになってきてしまった。新米ナビです。兼オタです。お手柔らかにお願いします。
7月14日にこのプロジェクトに登場する5つのバンドがCDを同時リリース致しました！しかも全部両A面！！アニメの界隈で両A面ってそんなに特別感ないのかもだけどsugeeee！！ダブルエーサイドじゃん！！！！！
そういうわけなので今回はArgonavisの「可能性/Stand by me!!」、GYROAXIAの「WITHOUT ME/BREAK IT DOWN」を聴いた感想等を殴り書く所存でございます！！やっちゃうよ！！！
いやいや5枚出るんやろ？他どうしたよって話ですよね。自界隈がこぞって動いてるお陰で金欠なんです。ゆるしてください。あと分析しながら音楽聴くのが大好きな人間なのでなけなしの知識で理論の話ばっかりします。ていうか多分そういう話しかできない。ゆるしてください。
視☆聴
アルゴナからいきましょう。
可能性
アニメ「ぼくたちのリメイク」ED
冒頭のⅠ→Ⅳm→Ⅲの進行ですよ。恐らく実音はC→FmonC→EonB。和声学的なこと言うと保留。それもお手本のような保留。(和音が2つあったとして、はじめの和音とそのつぎの和音に共通している音があればそのまま使おうみたいな話です。そうすることで自然な流れが生まれるんです)(てか当然みたいな勢いで頭からオクターブ跳躍するのなんなんですかいとーちゃん)
1曲通してカウンターライン/クリシェがすっごくきれい。半音動きまくり。SM使いまくり。こういう曲聴くとやっぱりサードって偉大だなぁって思います。(3つの音でできている和音の真ん中の音はその和音が明るいか暗いかなどといった性格を決めるとっても大事な音なんだよって話です)
GiGSのインタビュー*1でひゅーすけも言ってたけど曲、特にメロディーの動き方が全く予想できなくて。どこに動くか全くわからなくて翻弄された気分になりました。サビのはじめがシンプルな音価なのに対してAメロ入ったら16分刻み出すとかサビは5小節-5小節でできてるんだ~~とか、メロディーで言えばあっもっと上行く？えっこんなに音飛ぶの？？こっちに行くんだ？ここで臨時記号！まじか！！とか。そんなんばっかりでした。GiGSでのお言葉を借りれば自分の引き出しにない音ばっかりで聴いててめちゃめちゃ楽しい。
鍵盤弾きなので鍵盤の話になっちゃうんですけど2Aメロの感じだいっすきです。テンションいっぱい入っててにこにこした。コピーしたい。
王道を被った理論的カウンターのオンパレード。アルゴナの曲ってそういうとこある。分かりにくいけど分かった瞬間のダメージがデカい感じの殴り方してきますよね。好き。(は？)
歌詞の話全くしてなかった。
これは恭也くん目線ですかね？「何度繰り返したって僕は僕で」「つぎは辿り付くように」とか壁にぶち当たったりふっきれたときのことだろうし。けどちゃんとArgonavisの歌としても成り立ってる気がするんだよなぁ。歌い手ご本人も等身大な感じがするって仰ってるし。
アニメも見てます。あいみんといとーちゃん！主題歌がポピパにアルゴナなんて俺得！！なんて安直な理由で見始めたけど恭也くんたちと職種としてはそう遠くない大学に通ってる人間なのでセリフやら状況やら色々グサグサ刺さりまくって毎回心臓が痛いです。
ポピパのOPもすっごくいいんだよぅ………
Stand by me!!
ｽﾀﾝﾊﾞｲﾐｨｨｨｨｨｨ………………………ｯｯｯｯ(総武線(電車ではないです)に命を握られているオタクに大ダメージ)
Steady Goes!、STARTING OVER、Starry Lineに次ぐSt枠。(勝手に呼んでるだけ)コンペの曲だと聞いている。♯2大好きですありがとうございます。
スターファイブとはまた違う"Argonavisの"ヒーローソング。蓮くんのフィーチャー曲。だったはず。
すごくアルゴナ/蓮くんらしいなって思ったのが、ヒーロー！強い！かっこいい！たたかう！！っていうある種の王道の押し売りじゃなくて、いや勿論そういう面が全く感じられないってことはないんですだって蓮くんスターファイブ好きだしなんていうのかな、あくまでも「傍にいる」ってスタンスだなぁって。守るよ、とかではなく。相手と同等なんですよね。歌詞に命令形がほとんど出てこないのもそういうことなんじゃないかなって思ってます。上からのアプローチじゃなく横から来てくれるってイメージ。
あと、「僕が握った君の手が 今度は誰かの手を握り」とあるように特別な力を持った誰かがみんなのヒーローなんじゃなく誰もが誰かの心を救えるんだ、みたいなことを言ってるのかなぁなんて思ったり。
これは可能性にも共通して言えることですけどArgonavisのパブイメ(?)に漏れず爽やかで明るいナンバーながら楽器隊が忙しそうでこれホントに演者さんたちでやるんです？？？ha？？？っていう気持ち。我々はこのバンドの3/5がプロジェクトが始まってから本格的に楽器をさわり始めた人々であることを忘れてはいけない。
これまたGiGSからの引用だけど1番が終わった後のCan you stand by me?～のところ、歌の後ろでギターが動きまくってる。(「横移動でスライドを決めながらハンマリングとプリングそしてレガート」だそう)間奏のギターソロでよく鳴ってるｷｭｨﾝってやつはピッキングハーモニクスって言うらしいです。ひとつ賢くなってしまった。確かに弾いてて楽しそう。
すげえ細かいこと言っていいですか？いいよ
1サビ直前の"Stand by me!!"のあとに入るﾄﾞｩﾝｯってベース好き。伝われ。
Aメロ結構低いなぁって思ってたらコレだいぶ前にRecしたやつなんですね。どおりで。
ファルセットの供給非常に助かりますありがとうございます。これもさラスサビではファルセット使わずむしろちょっと強めに歌ってるのは「次のステージへ」舵を切る意気的なものなのかなぁ…
ジャイロの出番だ！！！！
の前におがじん'sソロ第2弾の作詞がRUCCAさんってマジであのちょっと待ってほしいえっだってさReach forと彼方へとDoorsの方でしょ？？これは本当にヤヴァイってば事件だよほんとうにつまり界隈繋がってるってことじゃん？？？(繋がってはいない)後れ馳せながらアーティストデビューおめでとうございます2ndシングルもおめでとうございますイベント今週ですね！！(早口オタクムーブ)(ここまで一息)
WITHOUT ME
ジューンブライドイベントの曲。礼音くんの☆4は脳内で10連で出してるんでモウマンタイです。いや~~~予告見たときはどうなることかと思いました。でもね、ちゃあんと扉が虹色に光って来てくれたんですよ。ほんと嬉しかったっす。ええ。(※フィクションです。このオタクは強めの幻覚を見ています。)
メジャーだ！珍しい！ジャイロが怖くない！(普段のジャイロをなんだと思ってるの)
まぁた食ってるじゃん………………GET MYSELFといい礼音くん絡みだとシンコペばっかりなの意図的に狙ってたりするのかな…偶然かな…
QUIET DANCEの時も同じこと書いたけど、キャラのイベントとかストーリーとかに寄せて曲書いておられるのスゴ過ぎるんだよな。この曲ならﾃﾃﾝﾃﾃﾝﾃﾃﾝっていうギターリフとか。わたしがリズムギターの定義を詳しくわかってないのでアレですけど2サビが終わって間奏のギターソロのあとのおよそ8小節とか。ああいうパートをリズムギターが担当することってあるんでしょうか…
いやウェディングて。しかもジャイロて。アイドルゲームじゃないんだからなんて思ってましたよ正直。しかぁし。ようく聴けばそういう要素は散らばってるしちゃんとそっち方面にとれるような詞になってるの那由多くん、メタを言うとASHさん流石だった………
曲のテーマ感を保ちながらちゃんと那由多節も薫っているんだよ…………変に甘くなってないしキャラの根幹ブレてねぇの………………プロってすごいな………………そもそもこの曲の主語が那由多くんなのかどうかも怪しいとは思うんですけども。このコンテンツなら普通のバンドよろしく主語≠バンドのボーカル曲だって作れちゃうはずなんですよYとかいう前科(言い方)もありますし
サビ後半の「この世界の果てまで～」のC♯→C→B→A♯(C♯m→Caug→EonB→A♯m7-5ってこれまたベース以外は保留されてるんですよぉぅ………)のカウンターライン軽率に好き。軽率繋がりで言うとこの曲にも一瞬ファルセットありますね。ありがたい。相変わらずキーが高いぜ。
あとこれ確証はないんだけど言いたい。
2番終わり間奏明けのスネア3連符ってもしかしてメンデルスゾーンの結婚行進曲のオマージュか………？？？？？
原曲は3連符+2分音符だから引用とは言えない(拍子関係なくリズムだけで言うならラヴェルのボレロの方が近い)んだけど意識して入れた説あるのでは……
旭那由多は教養が高い………それ見越したのかなASHさん………………うますぎるな………………………
BREAK IT DOWN
アニメ「カードファイト!!ヴァンガードoverDress」第6話ED
HANOさん提供ってジャイロ史上初では？
鍵盤がいる！！！！！！！(大歓喜)
過去曲からの引用詞だいっっっっっっっっっっすきですありがとうございます。オリジナル曲はもちろん曇天とかHey Kids!!とかも恐らくそうですよね？表記的に見てもそうだよね…？当方最速で奪い取る大卒アイドルのリリックで育ってきた人間なので………外野呼びは心臓に来る………………………
ちょいちょいD♭がいるの気になる。なぜだろう。しかしとても良い。
2022/7/14追記:ナポリタン6thだｧｧｧｧｧ～～～～～～～～～！！！！！！！！！！！！！！
ジャイロを知ってからスクリーム自体には驚かない耳になってしまったよ。今回もかましていらっしゃいますね。しかし7連て何。メロディー歌ってる裏でもやってるから実際はもっと多くスクリームしてることになりますよね…
スクリーム、さっき公開されたインタビュー読んだりネット記事見て調べたんですけどひとくちにいっても裏声とエッジボイスを合わせて出すフライスクリーム(メインで使ってるのはこっちとのこと)と声帯を開くフォールスコードスクリーム(研究したらしい)の2種類に分かれてる、とか全然知らないことばっかりで勉強になります…毎度申しておりますが声帯をいたわってくれ小笠原さん。
間奏のギタ~~~~~~~にア~~~~~~ムいるじゃ~~~~~~~んねしんちさん！！！！！！！いましたね！！！！！(6月のラジロワより)
ジャイロの曲は聴くときにも体力がいるなと常々感じていますがこの曲は中でも過去イチかもしれない。長い時間繰り返して聴いてると体力吸われる。実際今通学中の電車で書いてるんですけど(！)覇気がすご過ぎてちょっと体力削られてる感じある。万全の体調で視聴することをおすすめします。
ﾊｧ……………………頭使って音楽聴くの超楽しい………………
今日(7/14)の移動中ほぼこの4曲しか聴いてなかったけど移動の往復時間がマジで秒だった。これを読んでいる人にどのくらい伝わっているかめちゃめちゃ怪しいですがとにかくすげぇCDを手にして興奮してるんだぞってことだけ押さえていただければ幸いです。
まだまだ考察できそうなのでいっぱい聴きこむぞ。余裕があれば他の3バンドのことも書きたい。もっと言うとQUIET DANCE限界ブログも書きたい。
P.S.時系列考えてもただの偶然なんでしょうけどアルゴナはstand by me(僕の傍にいる/近くにいる)でジャイロはwithout me(僕なしで/いなければ)なんですよね。表裏一体~~~~~！！！！！(語彙は次々死んでいく)(やめ)
*1:2021年8月号
